ヴェネツィア入島税について<2026年>

ヴェネツィア入島税とは?

ヴェネツィアの入島税(Access Fee/Contributo di Accesso)とは、ハイシーズンの特定の日にヴェネツィアを日帰りで訪問する観光客から徴収される税金で、観光による環境への影響を緩和し、ヴェネツィアの文化遺産やインフラの維持・保全に資金を提供することを目的としています。

ヴェネツィア市は年間約2,000万人の観光客が訪れる一方、歴史地区の居住人口は5万人未満にまで減少しており、過度な観光(オーバーツーリズム)が深刻な問題となっています。入島税は日帰り観光客の流入をコントロールし、歴史地区の維持管理費用(ゴミ処理、舗装の補修、橋の維持管理、護岸の保全など)を観光客にも負担してもらうことで、持続可能な観光と住民の生活の質の向上を図る実験的な取り組みです。(※2024年に世界で初めて試験的に導入されたこの制度は、2025年の実施を経て、2026年も継続して試験運用されます。)

対象の日程は?

本年度は60日間が課税対象となり、4月3日から7月26日までの主に週末および連休期間に、歴史地区を訪問する日帰り観光客に対して支払いが義務付けられます。対象日には、午前8時30分から午後4時までの時間帯(※午後4時から午前8時30分までは入島税は徴収されません。)に歴史地区に滞在する15歳以上の訪問者が、事前登録および決済を行う必要があります。

具体的には以下のカレンダーを参照してください。赤字の日が対象日です。

対象者と免除者

前述のように、上記の対象日にヴェネツィアを訪問する予定がある方は、事前に登録申請が必要となります。

支払いを免除されるのは、ヴェネツィア市内にある宿泊施設に滞在するすべての人(宿泊観光客)、ヴェネト州の居住者、14歳以下の子供、介護が必要な人、スポーツ大会に参加する人など、その他の条件は公式サイトでご確認ください。

※ベネチア主要周辺島(Lido、Murano、Buranoなど)は対象外。
※対象外の周辺島へ行く際ベネチア歴史地区(旧市街)を通る場合は対象となります。

ヴェネツィアの宿泊施設に宿泊する場合、つまり日帰りではなく泊りがけで行かれる方は、入島税を支払わなくて良いのですが、事前に登録しておく必要があるのでご注意ください!

登録はヴェネツィア市入島税専用サイト【Exemptions】から行ってください。登録完了後にQRコードが入手できます。※サイトはイタリア語と英語に対応しています。

入島税の申請料金と支払方法

入場料は入島日の4日前までの予約で(一人あたり)5ユーロ、3日前から当日までが(一人あたり)10ユーロです。訪問予定が決まったら、早めに申請することで節約できるという訳です。

指定日に日帰り訪問する方はヴェネツィア市入島税専用サイト(←ここをクリック)より
1.  入島税登録・支払い手続き<Pay the Access Fee>へ進み
2.  訪問日を選んで<Continue→>人数を選び、名前やメールアドレス情報を入力
3.  クレジットカードなどで支払い
4. 支払いが完了後にQRコードが入手できる

このQRコードが登録済の証明となるので、お手元のスマートフォンやタブレットに保存し、現地の検査官から求められた際に提示してください。※以下が実際のサンプルです↓

登録後に発行されるQRコードのサンプル

事前登録していない場合はどうなる?

検査官のコントロールは、駅や車内、街中などランダムだと聞いています。いずれの場合も、ヴェネツィア本島訪問時はQRコードを必ず携帯してください。チェックの際、提示出来ないと罰金となりますので注意が必要です。

※検査・罰金:検査官によるチェックがあった際に、未支払いのまま入島された方は罰金として50ユーロから300ユーロ(+10ユーロの入島税)が課せられますので、QRコードは必ず携帯する必要があります。

サンマルコ寺院も事前予約が必要に!

さて、ここまでヴェネツィアへアクセスする場合の入島税について解説してきましたが、もう一つここ最近でルールが変わったヴェネツィア観光に関連する大事な制度をお伝えします。

数年前までサンマルコ寺院を見学する際に、入場チケットは不要で誰でも入れましたが、一昨年から有料化(たしか3ユーロ)され、昨年からは時間指定予約(6ユーロ)が推奨され、その後は予約が必須となり、そして今年はその料金も10ユーロ(2026年3月現在)に跳ね上がっています!

チケットの予約購入はこちらの公式サイト(←ここをクリック)より進んでください。

~以上、参考になったでしょうか?もし申請の代行が必要な方は、お気軽にルイジーロにお問い合わせください~

投稿者プロフィール

舞緒 ルイ
舞緒 ルイ
2011年よりイタリア・ミラノ在住。
渡航前は旅行代理店に勤務し、ヨーロッパ専門のツアーコンダクター
として、ヨーロッパ各地を周った経験から、2016年にルイジーロを
立ち上げて現在に至る。