• 舞緒ルイ

続・コロナ禍の日本滞在で

最終更新: 5日前

昨年の11月から部分的なロックダウンを実施しているイタリア~もうすぐ3ヶ月が経過しようとしています。

基本的には、感染拡大の危険度に応じて、州ごとに「レッド」「オレンジ」「イエロー」の3つのゾーンに分けて、それぞれに規制内容が設定される方式でしたが、年末から年始にかけては、日程でイタリア全土をレッドにしたりオレンジにしたり…と、何とか感染の拡大を抑えようと色々な苦肉の策を講じてきました。

そして、今も見直しが行われる度に、イタリア半島の塗り絵は変化の様相を呈しています。


<イタリアの感染状況の推移>

では、イタリアのその後の感染状況を数字で比較してみたいと思います。(この記事は執筆時1月29日現在の情報を基に書いています)


過去8週間(12月&1月)の推移を1日の増加数の週ごとの平均値で見てみましょう。

1週間のトータル数ではなく、一日あたりなのでお間違えなく!!


   *12/ 4-12/10 感染者数:17,474 死者数:655 回復者数:25,884  

   *12/11-12/17 感染者数:16,990 死者数:656 回復者数:25,117

   *12/18-12/24 感染者数:12,610 死者数:526 回復者数:20,139

   *12/25-12/31 感染者数:13,978 死者数:466 回復者数:16,904  

   * 1/ 1- 1/ 7 感染者数:16,171 死者数:447 回復者数:15,558

   * 1/ 8- 1/14 感染者数:16,560 死者数:508 回復者数:17,434

   * 1/15- 1/21 感染者数:13,135 死者数:479 回復者数:19,057  

   * 1/22- 1/28 感染者数:12,471 死者数:454 回復者数:18,008  


ご覧のように、新規感染者数も死者数も横ばい状態で、部分的なロックダウンを行なったにもかかわらず、劇的な減り方はしていないのが分かります。


イタリア全国の1月28日現在の累計感染者数は約250万人を超え、人口が約6千万人なので、およそ4%強、つまり25人に一人が感染した計算となります。

日本と比較すると、1月28日現在の累計感染者数は約38万人で、人口約1億2千万人とすると、およそ0.3%強、つまり333人に一人が感染した計算です。


また、日本の1月28日現在の累計死者数は約5千人強なのに対し、人口が半分のイタリアでは、すでに約8万7千人が亡くなっているという悲しい現実です。


<イタリア一年のまとめ>

新型コロナウィルスが欧州で最初にイタリアで報告されてから、11ヶ月が経ちます。

そこで、改めてこれまでの経緯をデータで振り返ってみたいと思います。

以下、イタリア保健省の公式HPに掲載されている感染状況の推移をグラフ化したものをご覧ください。

【感染状況の推移】


第一波のピークが昨年3月21日の6,557人で、その後は徐々に減少し、夏の間はだいぶ落ち着いていたのが分かります。そして10月に入った頃から再び感染者増え始め、いわゆる第二波に見舞われました。

第二波は、第一波の時を大きく上回る数字で、ピークの11月13日には4万人超を記録したのです。

【累計感染者数】


【累計死者数】


そして、このブログ用に集計した数字を基に、イタリア国内の月ごとの一日当たりの平均の新規感染者と死者数を出してみました。

これはあくまで、私がこちらに掲載してきた推移を集計して月ごとに出し直してみた数字なので、公式に発表されているものとは異なっているかも知れないことをお断りしておきますね。(比較しやすいように数字も丸めています)


   *2020年03月 感染者数: 3,970 死者数:490

   *2020年04月 感染者数: 3,220 死者数:500

   *2020年05月 感染者数: 940 死者数:180

   *2020年06月 感染者数: 290 死者数: 50  

   *2020年07月 感染者数: 220 死者数: 10

   *2020年08月 感染者数: 570 死者数: 10

   *2020年09月 感染者数: 1,500 死者数: 10  

   *2020年10月 感染者数:10,360 死者数: 80

   *2020年11月 感染者数:31,900 死者数:530

   *2020年12月 感染者数:15,260 死者数:580  

   *2021年01月 感染者数:14,580 死者数:350


お間違えの無いように・・・こちらの数字は1日当たり平均です!

夏の間は死者数が1日平均10名ほどと、このまま収束していくのを期待していたのに、秋以降の爆発的な第二波で、12月には第一波の時の死者数を超えてしまいました💦


<ワクチンについて>

次は、いま毎日のようにニュースで話されているワクチン接種について触れたいと思います。

世界全体の累計接種回数は1月27日までに8166万回を超えています。米国、中国の接種回数が突出し、2カ国で全体の58%以上を占めている計算です。

欧州各国でも普及が進んでいて、イタリアでも昨年末に最初の接種が行われました。


今月半ばに目にしたニュースでは、EU諸国ではイタリアのスピード感が目立ち、接種者数でもトップでした(英国はEUを離脱済み)。ヨーロッパの中では、フランスがワクチンに対して消極的な考えの人が多く、遅れを取っているというものでした。

【テレビの画面を撮影】


以下がワクチンの接種状況の最新のチャートになります。人口あたりの接種回数ではイスラエルが目立ち、単純計算では3人に1人以上が接種を終えたことになります。また、中東産油国のバーレーンやアラブ首長国連邦(UAE)も上位にいます。やはりオイルマネーのなせる技でしょうか?(苦笑)

【日本経済新聞ネットニュースより】


アジア諸国でもインドネシアなど接種が始まっている国がある中、日本の初動はあまりにも遅すぎると言わざるを得ません。

今年の夏にオリンピックの開催を控えているなら、本来なら世界のどこよりも早く対応するべきだったのに。。。


ワクチンの件だけではありません。昨年3月に欧州初の感染爆発がイタリアで起きていた時、日本のワイドショーやニュースなどでは連日のように「イタリア医療崩壊!」というテーマで取り上げられていました。

きっとその時は、そんな状況が日本でも起こるなどとは夢にも思わなかったのでしょう。

あの時に、母国のことを心配し、日本が二の舞にならないようにと警鐘をならしていた海外在住の日本人をたくさん知っています。

なぜこの一年、オリンピックの延期が決まっていたにもかかわらず、日本の政府は「最悪の事態」を想定して準備をしてこなかったのでしょうか?!


<まとめ>

世界の累計感染者数も、ついに1億人を超え、様々な変異種まで出てきてしまって、ワクチンの争奪戦まで起きている世の中~果たしてワクチンが変異種に効くのか?!そして、後進国にまで行き渡るのか!?


イタリアに居ても日本に居ても、心配事は尽きない毎日ですが、日本の国会中継を見ていて絶望するよりは、たとえ感染状況が桁違いに多くても、首相の国民へのメッセージがダイレクトに響くところにいる方が安心できるなぁ~と思っていた矢先に。。。


イタリアの政界で内紛が起こり、コンテ首相が辞任に追い込まれてしまったのです!これまで、休むことなく国民のために働き、信頼されていたコンテ首相だったのに、なんでこんなことに。。。こんな大事な時に内閣不在だなんて!!


そろそろ時間切れなので、この経緯と顛末については、ミラノに戻ってからレポートしたいと思います。

EUが日本からの入国を再規制するというニュースが報道された中、今から空港へ向けて出発~果たして無事にイタリアに入国できるか、コロナ禍の緊張のフライトです🛬


ミラノがあるロンバルディア州は、今年になってから「レッド」⇒「オレンジ」と状況は少し良くなり、私が到着する翌日から「イエロー」になるという、少し明るいニュースを耳にしたばかりです。

それでも、また14日間の隔離期間が待っているのですが、こちらで引き続きイタリアの様子を更新していきたいと思います。



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